ミモザの森のチェシャ猫館
好きなこと好きなだけミモザ☆の日々の想いを綴ります    

心魅かれた言の葉

昨日,「在宅介護」を支える開業医のお医者さんのことがNHKで放送されていました。
患者さんや介護を必要とするお年寄りだけでなく介護するご家族のメンタル面の支えになっていらっしゃるんですね。ともに生死を見つめていくんです。それはその方とご家族の人生をも丸ごと引き受けるという重さが有ると思います。
迷いや不安を抱えながら人に寄り添おうと努力される姿と命に対する深く温かい思いと心が静かに伝わってきます。
先生に寄せる患者さんやご家族の信頼と安堵感は大きいです。

そしてある日、どうしても避けることの出来ないお年寄りとの別れの時が来ました。
その方がなくなったときそのお医者さんの口から思わず出てきた言葉は「午前8時30分お亡くなりになりました」ではなく
「午前8時30分まで生きられました
だったそうです。
その人に寄り添い、手を握りさすり、声をかけ話し相手になり、励まし安心を与え・・・何よりもその人の人間と人生を尊び誇りに思ってともにあったからこそ、その死に立ち会った時自然にでてきた言葉だったのでしょう。
両親を見送った私にはとても心に響く言葉でした。そしてなぜか悲しみより喜びを感じたのです。
その人の人生を受け入れた賞賛の言葉に思えたからです。
「死を看取る」のではなく共に生き「生を看取る」医師の姿でした。
こんなお医者さんが傍にいて支えて下さったら父を望みどおり我が家の畳の上で静かに永い眠りにつかせることが出来たかもしれません。


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Comment

最近、決まった番組しか見ないので残念な事に見れなかったです。
こんな親身になって看て下さるお医者様がいらっしゃるんですね。なんだか熱いものが込み上げてきます。
老人相手の仕事をしていたせいか、こういうのに弱いんですよ。私が回っていた所の老人ホームや老人病院と言われる所は看護士さんやヘルパーさんが淡々と仕事をなさってて。それは毎日の事なのでいいのですが(優しくない訳じゃないので)でも手を摩ったりすると、いつもは暴れてるというおばあちゃんが大人しくカットさせてくれたり。やっぱり肌のふれ合いは大切だと実感しました。嬉しそうに笑うんです。それを見て私も嬉しくなったり。早く復帰したくなりました(=^・^=)
2006.11.11 20:29 | URL | 魅由貴 #iaa7AtqM [edit]
そうでしたね
魅由貴さんはお年寄りと触れ合うお仕事をされていたのでしたね。
長く大変な時代を生きてこられた方々の心にふれることが出来るのは魅由貴さんの心があるがままで温かく、そっと寄り添えるからだと思います。
母が在りし日、病気の方をお見舞いに行くと手を取って話しかけたり手や足をさすっていたのを思い出します。常に病と共にあった母だからこそ自然にそれが出来たのでしょう。
2006.11.12 00:58 | URL | ミモザ☆ #- [edit]
ホスピスや訪問看護はもっと数多くあっていいはずの場所なのに、少ないと思います。言い訳になっていしまうかもしれないけど、少ないスタッフ、少ない場所で自分の思い描くことができないケア提供者がいることも知って欲しい。
無医村や訪問看護、産科・小児医療など、もっともっと取り上げて、いろんな人にその必要性を理解してもらって状況が良くなればいいなと思います。
そう思いますね
「一隅を照らす」という言葉がありますがそんな生き方や仕事をしていらっしゃる方たちが知らないところでがんばっていらっしゃるのですね。現場のご苦労は想像もつきませんが
ほんとうに大切なこと必要なことを見つめていらっしゃるのだと思います。
あこまるさん自身もきっと強く深い思いを抱きながらがんばっていらっしゃるに違いありません。
2006.11.13 00:07 | URL | ミモザ☆ #- [edit]
言葉というものは形がないようで、使い方ひとつで生きる力にもなったり、凶器になったりもする力を持っているのだなと最近とくに思います。
人の生死に関わる仕事につかれている方々のご苦労は感心するばかりですが、先日ずっと入院をしている方の看護士さんから私のブログを楽しみにしている患者さんがいるとコメントを頂いたのには、とんでもないかもしれない私の言葉でも何かを伝える事ができるのかな、と思いました。どうせ使うなら力になる言葉を使いたいなと思う今日この頃です。
2006.11.13 19:53 | URL | PIECE #UXr/yv2Y [edit]
本当にそうですよね
>PIEACEさん
自分に誰かを幸せにしたり元気にしたり出来るような力があるハズはないし
そんな大それた人間ではないのですが言葉の力は大きいなぁと感じます。
生きているからでしょうね。
記事のようなことや友達の言葉、今になって思えば亡くなった両親の言葉など、
そしてこうして顔の見えないweb上のblogの語らいでは
特に言葉は印象に残るものでその人の心栄えが伝わってきます。
私も、それぞれの方の経験や思考を透過した言葉に何度感動し励まされたか知れません。
人への思いと命ある言葉を大切にしたいと思います。
2006.11.14 09:26 | URL | ミモザ☆ #- [edit]

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