ミモザの森のチェシャ猫館
好きなこと好きなだけミモザ☆の日々の想いを綴ります    

いってまいりました「あたっくNO1」

小野さんが客演されている劇団方南組の
あたっくNO1
再演を続けている作品ですが地方公演初めてだそうで(それもファンから盛り上がったのだそうですよ)、戦争ものでもあり呉から出撃したという設定のため、ぜひとも呉公演を出発にしたかったとか。
そんな思い入れがあったのですべて招待にされたんですね、きっと。
そんな意気込みが感じられるいい舞台でした。ちょっと力入りすぎてるくらいでした(笑)
それは拍手とともにスタンディングオベイションとなったカーテンコールにも表れていましたね。
いやぁ笑った笑った!テンポと間が良くてキャラがそれぞれ面白いんでね。泣き泣き笑いました。
私たちも地方公演を熱望しているばかりではなく自分たちで呼べる力を結束できたらいいですねぇ。

このお話は開戦前の真珠湾攻撃に出撃した潜水艦伊18号と搭載され極秘に出撃した特殊潜航艇にまつわる乗組員達のお話です。
この特殊潜航艇でいの一番に真珠湾に突入爆撃するという極秘作戦。
それゆえ「あたっくNO1」なわけです。
以下たたみます。






私の亡き父は以前にも書きましたが海軍さんで悲劇のレイテ沖海戦を経験した人でした。
良く戦争を語った人でそれゆえにこういうお話はいちいち心に感じるところがあります。
辛く悲惨な思い出ではありますけれど青春そのものだったからね。父にとっては。
そしてそれを乗り越えて愛するものたち美しいふるさとを守るために決意と誇りを持って戦った若者だったんですよ。
このお話の登場人物も同じです。

大体ストーリーは読めていましたしメッセージも分かりやすかったですが、やっぱり泣けます。
父のことがダブったのもありますが下士官、主計(食事担当)、水兵、整備兵、軍医とそれぞれ立場は違えど皆戦争に行く・・・つまり死をしょっているんですよね。
特殊潜航艇に乗り込むことが決まった貧しい村の若い水兵さん。周りの皆が死ににいくようなものだ、犬死だと断るように騒ぐ中
「兵学校にはいって初めてカッターシャツを着ました。初めて靴下や靴を履きました。勉強もさせてもらった。すべてお国にさせていただきました。その上お給料ももらい家族を助けてもらいました。何処にも断る理由が見つからないのであります。
と微笑みながらいった時、そして
死ぬことの意味が欲しいのだ」という言葉を聞いた時、勝利への強い思いと大和魂の裏にあるすべての者達の真の思いを突きつけられた気がして泣けましたね。
このお話は実際の海軍さんの日記が基になっているそうです。
実際は舞台のような奇麗事ではなくて悲惨で残酷な事実であります。しかしこうして形にして語られていくことがとても大切なことなんじゃないかと思います。

さて小野さんです。
大学出たばかりの軍医さんの役です。周りの役者さんに比べると線が細くて坊ちゃん刈りの黒ブチ眼鏡でひ弱なお坊ちゃんといった役作りでしたよ。職業軍人ではないので頼りないおろおろした感じを良く演じていらっしゃいました。
でもファンとしてはきりっとした懐の深いかっこいい軍医さんを演じて欲しかったけど・・・(;^^A)
骨太の男臭い舞台の中で異色な感はぬぐえませんでしたが喜劇タッチで描かれているのでそれなりに面白い役でしたよ。
そんな中医者でありながら「(救いたくても)どうにも出来ない命があることが口惜しい・・・」
というようなセリフがあり、いいセリフのいいシーンだったのですがもうすこし思い入れて時間をたっぷり使って粘って欲しかった。少しさらっといってしまった感じがして残念でした。
でもこれからですね。舞台を重ねていくうちにきっと深みを出してくださると期待しています。大切なセリフですもの。そしてもっともっとはじけていただきたいです。

Lifeとは異なった雰囲気の劇団で勢いと力強さと熱を感じさせる舞台でした。役者さん一人一人が力があって厚みもありとても安定感のある運びだったと思います。キャラクターもそれぞれ面白くて、同性愛者の絡むシーンで笑い取ってましたねぇ。
いろんな舞台を見て異なる表現や感性を体験して目と心を肥やしていきたいものですね。


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Comment

行かれたんですね。
感想を心待ちにしておりました。いい舞台だったんですね。私も観に行きたかったです~(涙)
2007.01.17 13:50 | URL | かえる #- [edit]
小野さん
客演でしかも地方公演もありで、小野さんたいへんだったでしょうね。
このお芝居のことはほとんど知らなかったのですが、ミモザ☆さんの感想読ませてもらい、触れることが出来てよかったです。
なぜ呉なんだろう、と思ったのですが、思い入れがあったのですね。
2007.01.17 14:01 | URL | だいじろう #yrTdUdco [edit]
小野さんがんばっていました!
かえるさん
ありがとうございます。レポだけでは面白さを伝えられないのが残念です。コメディタッチですが真面目なところはきっちり語ってよく出来た舞台でした。なにかの縁で潜水艦に乗り合わせた仲間の絆や想いが胸にしみました。広島にいる所為か戦後60年越えて戦争ものに出会うことが多いミモザです。
だいじろうさん
ハイ!お花もなくちょっと淋しかったですが(差し入れすればよかった~)小野さんまたちがった男だけの舞台でがんばっていらっしゃいましたよ。
看板の役者さんの挨拶が感極まって泣きそうな感じでしたから
(念願の呉で初日を迎えられて感動です!って)、この戦争との
つながりの大きい呉の人たちにこの芝居が受け入れてもらえる
だろうかという不安も抱えた舞台だったのでしょう。
きっと良い出航となったと思います。
これからの公演の成功をお祈りしたいです。もちろん
小野さんのご活躍も!
2007.01.17 14:29 | URL | ミモザ☆ #- [edit]
あら!
舞台の内容を勘違いしてました(^_^;)
てっきり、ハチャメチャ喜劇で、ゲイものとばかり・・・何たる勘違い(苦笑)
そんな内容だったら見たかったですね。
ミモザ☆さんの感想を読んで感動しちゃいました。
「死ぬ事の意味が欲しいのだ」には胸が締め付けられ、意味無く死ぬなんて、今まで生きてきた事を否定したくないと云う思いが?それとも、生きたい事の裏返しなのかな?観たら答えが見つかったかも(>_<)(戦争ものには激反応してしまう~)
広島でもっとじっくりお聞きしたいです♪
2007.01.17 17:57 | URL | 魅由貴 #iaa7AtqM [edit]
そうなんですよ
魅由貴さん
私もコメディ物と思っていましたがちゃんとメッセージがあってね。「一番にアタックする」名誉をめぐって仲間同士でいろいろあるのですが長男ではないものが選ばれそれが帰り道のない出撃であることがわかって仲間同士の思いや絆が描かれていくのです。最後笑顔で出撃していくふたりの姿が痛ましくもすがすがしくて・・・
人間は過去を見直しよき未来を創り上げていかなくてはならないです。
2007.01.18 09:36 | URL | ミモザ☆ #- [edit]
そうなんですね
ミモザ☆さん、
なんで、「呉」から公演が始まるのかと思ってました。戦争物だということも知らなくて。ま、女子中学生のバレー部の話ではないとは思ってましたけど~小野くんが出るんやから、やっぱりコメディかと勝手に想像してましたからね。
「あたっく」の意味がわかりました。
ミモザ☆さんのレポだけでも深いなぁと思うストーリー、最近とみに泣き虫になってる私なんで、見に行ったら号泣やろな・・・
でも、小野くんもこういう外部出演で成長しはるやろうね~
良い舞台を見られて良かったですね。 
2007.01.22 12:58 | URL | まっちゃん #CKyOUH4I [edit]
いらっしゃいませ、まっちゃん
そう、コメディだったんですよ。でも笑いの中にしっかりとしたメッセージの背骨があった、だからこそ、呉のお客さんは一生懸命見つめられていたんだと思います。それは役者さん達の演技力でもありますけれどね。年配の大戦経験者の方が多かったのですがきっといろんな想いが蘇る中観劇されていたのでしょう。
2007.01.23 10:12 | URL | ミモザ☆ #- [edit]

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