ミモザの森のチェシャ猫館
好きなこと好きなだけミモザ☆の日々の想いを綴ります    

「ハムレット」~感想その②ブランク・ヴァース

山さんへの愛とか(笑)贔屓目を除外してもハムレットは際立っています。
相当な量の台詞と心の葛藤があり、ブランク・ヴァースの流れるような勢いは演技を大きくしてしまいそうなのですが、けして時代がかった仰々しさはなく、山さんのよくこなれた台詞が豊かな通る声ではっきりと伝わってきます。
あれだけの台詞をあの勢いを保って語られると何を言っているのかわからなくなりがちで実際、言葉が伝わってこない人も何人かありましたから。
息が続かなくて台詞の終わりにむせちゃった人もあったし。(^^;)

ブランク・ヴァースってよく解らなかったんですけど、話している人間ってニュースを読むアナウンサーのような喋り方はしないんですよね。
一息でいいたいことを言い切るまで結構長文を息継ぎ無しで喋っているんですよ。
それに一気に喋っているんですが大事なとこ、強調したいところはしっかり声音や力強さや抑揚を上げてますよね。普通に喋っているところもちゃんと意識は続いているんですけど。
自分ではわからないですがTVのキャスターやレポーターとかコメンテイターとかのおしゃべりなんか顕著にわかります。
それだから『シェイクスピアの台詞は日常会話』ってことなんだわね。
ン~あってるかどうかわかりませんが・・・

一番それをものにしていたのは山さんだったと思う。
音の強弱によって感情や心情を台詞にのせるのは難しいでしょ?。
あれだけ豊かな感情がブランク・ヴァースの流れの中であらわせるということは作品の理解と共に台詞の解釈も含めてすごいことなんじゃないか。
特にもともとは英語だしね。
外国語ってセンテンスじゃないですか?センテンス単位でまるで歌うように喋る音楽のような流れがあるんですよね。
それにひきかえ日本語は一語一語が独立した言葉の集まりなんですよ。
「てにをは」にいたるまで意味があって発音もはっきりしなくちゃならない。
そういう意味で日本語ってブランク・ヴァースにのせにくいんじゃないかと思ったわけですよ。
ああ~ちょっと今回は理屈っぽくなっちゃいました~。
なぜかってね、この舞台、とてもわかりやすくて楽しかったんですよ。ハムレットが楽しいなんてね~。
で、ちょっとだけがんばってみました~~~~^^

主催河内さんの独特の台詞まわしですけど、ブランク・ヴァースの実践ではないかと思い当たった次第です。
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