ミモザの森のチェシャ猫館
好きなこと好きなだけミモザ☆の日々の想いを綴ります    

「お気に召すまま」感想その③♪

休憩を挟んで前後半に分かれる舞台。
前半は宮廷、貴族の世界が描かれます。権力争いや嫉妬、物欲、栄誉欲などが渦巻く
人間臭い俗な世界。
それは対照的に描かれる後半のアーデンの森で暮らす人々の世界を鮮やかに際立たせる
シーンですね。
ロザリンドとシーリアがタッチストーンを伴って森に向かうと期せずしてオーランドーも
アダムとともに森にたどり着き、やがて兄オリバー公爵も森にやってきます。

「アーデンの森」で暮らす前公爵をはじめ人々は自然や人を愛し酒を酌み交わし音楽を
楽しむ心豊かな生き方をしています。
窮屈で欺瞞渦巻く宮廷とは違い、宗教の掟や人の掟に縛られないヒューマニズムな
世界があります。
よくは知らないのですが確か14世紀に始まったルネッサンスが16世紀まで続いたらしいので
その影響があるのでしょうか。
自然への回帰と人間賛歌が下敷きにあって封建社会から解放されたシェイクスピアの
理想郷であったのかも知れませんね。

ロザリンドが男装して羊飼いとして暮らしており、やがて村娘のフィービーに惚れられてしまいます。
「十二夜」でも双子の女の子のほうが男装して男としてでてきますしね、こういうの好きなんでしょうかねシェイクスピアさん。(笑)
ま、日本にも「とりかえばや物語という古典があって女の子が男として成長する話がありますし、「ベルばら」のオスカルもそうですから洋の東西を問わず面白い設定なんでしょう。
男装したロザリンド相手にオーランドーが愛の告白を練習するところなんかちょっと妖しさも感じますもんね~(^^;)

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