ミモザの森のチェシャ猫館
好きなこと好きなだけミモザ☆の日々の想いを綴ります    

『LILIES』神戸公演(続)

ほんの数秒前まで話し声に満ちていたのに、開幕のあの静けさ。
耳の奥で音なき音がかすかに鳴るような気がするほど。
五感を研ぎ澄ましてすべてを受け止め感じたいと思う観客の皆さまの
意気込みの表れでしょうか。
この静寂の中での始まりは怖いような気がしますけど
張り詰めた空気が逆に心地よくてテンション上がるんですよ~^^

FチームもUチームもヴァリエは松本さん
私には久しぶりの男役だし評判も聞いていたので期待していました。
松本ヴァリエの透明感は他にないですよね。
女性役も演じられますけど、松本さんの少年役が一番好きです。
純粋なだけではなくちゃんと周りを観て気遣いも出来る大人な部分も秘めた
芯のあるヴァリエだったと思います。
ヴァリエは女みたいになっちゃった」というビロドーの台詞がありますが
シモンへの一途さゆえであり、シモンに頼り切っているのではなくて
対等な感じがしました。
台詞も力強くて心地よかったです~ いいヴァリエでした!

村上ヴァリエは本当に見たかったんですよ。
外部の方がどんな解釈でヴァリエを魅せてくださるのか期待していたのですが
見ることが叶いませんでした。
ほんとに残念なことでした~。

不思議なものでキャストが代わるとお芝居自体も視点が変わるもんですね。
Fチームはシモンとヴァリエの物語が強く浮き上がっていて
それを中心にエピソードがめぐって最後のシーンに集約されていく感じがしました。
たぶん楽しみにしていた新納シモンと松本ヴァリエに強い愛と絆が見えたからでしょう。

Uチームの岩崎シモンとは自然にすうっと気持ちが寄り添う感じがしましたね。
相手役が入れ替わる特別なキャストだったのですが違和感ありませんでした。
舞台挨拶でもお話ありましたけどさすが劇団員同士だな~っと。
お話も淡々と安定感があり、どちらかというと二人をめぐるいろいろな愛と
エピソードをじっくり辿ることが出来たように思います。

石飛さんの老シモンは回を重ねて
重厚さを増し堂々としてとても素敵でした。貫禄です!
シモン父を演じる時以外は老ビロドーの側で劇中劇を見ているのですが
肝心なシーンやポイントごとに老ビロドーの表情を伺い、
口の端でわずがにニッと笑うところなどゾクゾクしましたよ~^^
怖いほどの落ち着き。
徐々に記憶を取り戻していく青木老ビロドーの表情は
殆ど動かないようにみえますがちょっとした動きの中に
心の乱れを垣間見えさせ、そして次第にブレを大きくさせていくんです。
最後のシーンの淡々とした中にビロドーなりの揺るぎなさがありました。





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Comment

開演前の静けさ
すごくよくわかります!
トーマの心臓のときもそうですけれど、
リリーズの開演前の静けさには、一種独特のものがありますよね~ ほかではなかなか味わえない。

岩崎シモン&松本ヴァリエ、観たかったです~
ミモザざんのおっしゃるように、さすがは劇団員同士ですよね~ ほんの数回のお稽古で、息を合わせられるのですから。
松本くんは開幕前、どんな形でもいいからリリーズに関わりたかったとおっしゃっていただけ、やはり意気込みもなみなみならぬものがあったのでしょうね。ほんとステキなヴァリエでした^^
2009.07.29 01:48 | URL | ふう #- [edit]
>ふうさま
あの静けさはワクワクしてきて思わず顔がにやけていました。
次の一瞬には自分も集中していましたけど。
岩崎さんとのカップルは本当に自然でいうことなし!
松本ヴァリエも今までにない芯の強いヴァリエでした。品もよかったし。
2009.07.31 01:00 | URL | ミモザ☆ #- [edit]

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